ゴルフ会員権時価評価の専門機関として、2000年発足の日本ゴルフ会員権価格評価協会という組織があります。
SMBCコンサルティングのページには、こう書かれています。
「相場のないゴルフ会員権については、純資産価額や類似会員権を比準する方式により評価します。ただし、算定は複雑ですし、必要な資料を得られないことも考えられます。評価会社による評価も認められておりますので、この方法ならば安価で手間もかからずに評価できます。」
「時価評価ビジネスって儲かりそうねー。1社5万取ったら、100社で500万になる」と会計のカの字も知らない業者が口にしてましたが、そんなに簡単じゃなさそうです。
関東ゴルフ会員権取引共同組合加盟業者は、最新の相場表をプリントアウトすることができます。組合加盟業者ならどこでも時価評価証明書を発行できそうですが、決算前の駆け込みに対応するには、法人専門の部署を設ける必要があります。計画的な組織づくりができない会社が手を出せば、業務の破綻が目に見えています。
ゴルフ会員権に関わる税制改正の動きをネタに、「損益通算できる今のうちに売ったほうが得ですよ」と、どの業者も口にしますが、知識のない業者は具体的にどれだけ得なのか聞かれれば、「間違ったことを口にしたくないので、専門家に聞いてください」と逃げます。長く手がけてきた業者に任せたほうが安心です。
日経ゴルフ 法人専門部署を設けて、会計処理をサポートしています。
つばさゴルフ、椿ゴルフ 損益通算廃止の動向を詳細にレポートしています